昭和36年10月、今は亡き北越堂新聞店のご主人高橋誠治さんの紹介で、ものなど書いたことの無い私の粗末な四枚の原稿が、柏新時報の紙上に載ったのです。
岡島利夫主幹のご好意で、私の原稿が思いがけなく活字になったことを喜び、高橋さんもびっくりしていたことを今でも思い出します。 それが柏新時報との付き合いの始まりです。
古くから伝えられ、残されてきた話、いろいろの人々、さまざまな生き方、暮らし、そしてふるさとの美しい自然……、自分で体験したり人から聞かせてもらったそれらの話を私は書き続けてきました。
地形や場所を確かめるために各地を実際に訪ねたり、話の内容を更に深め研究することもしばしばでした。この長い間、集中豪雨や第二室戸台風に打ちのめされたり、多種多様な仕事に従事し二度も入院手術しました。
多くの方々にお世話になりご指導を受けました。又柏新時報に長い間面倒を見て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。 ひとつ一つの物語が後世まで語り継がれることを願っております。
(著者あとがきより)
●資料提供:株式会社 柏新時報社編集部
●著 者:阿部五郎(故人)…井之鼻出身… 「ふるさとの四季 出雲崎散歩 総集編」より抜粋
かえらぬ船 いかつけ
私は見た! 怨霊
海の歳時記(すいか舟、磯まわり、浜カヤ刈り)
高野山女人堂
弘智法印
子育て観音の”おはつ”