「同郷の絆」の力に感謝  同級のお店で会食懇談を楽しむ
  
「人生は一期一会の繰り返しで営まれている」と先人の教えではあるが、故郷を共通軸にした絆は隔たりが長くても再び集う機会に恵まれると瞬く間に埋まり旧知に立ち返る力を秘めている。

 我々「もっこの会」が還暦を祝った時の集いがそれであったと思う。 互いに白秋を覚える頃に集まったが故か、それを契機に大きな節目を待つことなく集い、健在を確かめあいながら在りし昔を偲ぶことが多くなった。
 又、人の縁しは奇なことも多く便りも絶え、遠く離れた思いが近県はおろか、隣町で袖すり合わす近くに居ながら、幾十年が過ぎ故郷を偲ぶ集いがきっかけで再び糸が繋がって懇親が復活した例も多い。

 この度、HPに掲載して頂いた写真は、そのような温かい繋がりを紹介したいとの編集幹事の要請もあって、「もっこの会」の有志が年に数回、会員子息の営むレストランで昼食会を楽しんでおり、その後のスナップ写真である。 これも故郷が持つ力と絆の賜物と言える。

 我々も時を待たずやがて「喜寿」になる、明日が必ず保障されない齢のため「楽しみを先に延ばすな」の諺もあり、今年は健在確認の集いを計画したい。
 世の中は騒然としているが互いに健康第一に、残された人生を全うしたいと考える今日この頃である。
                                                (S・S)