「もっこの会」喜寿に集う!! | |||||
「月日は百代の過客にして行きこう人も又旅人なり」と芭蕉は「奥の細道」紀行文で述べているが、 我々「もっこの会」会員の七十五有余年の来し方もこれに似ていると思う。 思い起こすと昭和二十九年春三月紀顔の140名の男女が桜ヶ丘を後にしてから今年平成二十七年 で七十七歳の喜寿を迎える歳と成った。 この間不幸にして黄泉の世界へ旅立った仲間も三十名近くに成り、寂しく又悲しいことである。 幸いにも今も達者な男二十一名、女九名の三十名が六月十日・十一日の二日間故郷に近い長岡市 郊外の蓬平温泉「和泉屋ホテル」に集い、心置きなく語り往時を忍ぶと共に青春に立ち還って、今それ なりの健康を得て大過なく過して居る日常に感謝する機会でもあった。 遠くない将来不幸にして寂しい風が訪れて残り火がつきることが有るにしても運命を甘受して、その 一瞬まで精一杯頑張ることを誓う会でもあった。 又、当日は梅雨の季節にも拘らず晴天に恵まれて、緑滴る清涼な空気とホテルの心尽くしの接待を 満喫できた。 三年後には傘寿になるが、互いのもう一踏ん張りして、今回所用で参加出来なかった仲間も糾合の 上再び集うことを約して散会した。 (平成二十七年七月 もっこの会世話人記) |
|||||
|
|||||