越 後 夫 婦 田(えちご めおとでん)
●作詞:伊藤 清治   ●作曲:伊藤雪彦  ●編曲:伊戸のりお   ●歌:天領さとみ
一、 雪どけ水の せせらぎに
   笹舟うかべた 思い出は
   今も変わらぬ 恋きずな
   二人で 耕す 越後里(えちござと)
 ※ハァヨシタヤ ハァヨシタネの 早苗跡
   夕日が染める 越後夫婦田

        二、 祭り太鼓(だいこ)の お囃子で
           うぶ声目出度い 子宝を
           祝い翔び交う 赤とんぼ
           秋空晴れ晴れ 豊作の
        ※ハァヨシタヤ ハァヨシタネの 稲穂波
           刈り入れ嬉し 越後夫婦田

                  三、 地吹雪走る 村里は
                     燈(あか)りも寂しく 雪の中
                     指おる暦(こよみ) 出稼の
                     あなたが帰る日 春の響(おと)
                  ※ハァヨシタヤ ハァヨシタネの 孫と子が
                     はじける笑顔 越後夫婦田
女 ま よ い 未 知
●作詞:伊藤 清治   ●作曲:伊藤雪彦   ●編曲:伊戸のりお   ●歌:天領さとみ
一、 四十路(よそじ)を過ぎて 立ち止まる
   妻です母です おんなです
   おっとに聞いても 返事無し
   かあさん聞いてよ 返事無し
   じぶんは誰と 立ち止まる
   わたしの心 迷い路(まよいみち)
   おんなの心 まよい未知(みち)

          二、 ともだち離婚 立ち止まる
             となりの奥さん 煽(あお)るだけ
             こどもに聞いても 返事無し
             とうさん聞いてよ 返事無し
             なんでいまごろ 立ち止まる
             わたしの心 迷い路
             おんなの心 迷い未知
              
                      三、 カガミを見ながら 立ち止まる
                         まだまだいけるよ この若さ
                         ツバメに聞いても 返事無し
                         カミさま聞いてよ 返事無し
                         おんなざかりに 立ち止まる
                         わたしの心 迷い路
                         おんなの心 迷い未知 
天 領 お ん な 船
●作詞:伊藤清治●補作詞・作曲:金子綽●編曲:花岡優平●歌:天領さとみ(本名:安達敏子)
一、 北風身を刺す 吹雪の海に
   積もり積もった おとめの恋も
   砕けて消える 潮の花
   親爺ゆずりの 親爺ゆずりの 茶碗酒
   ぐっと呑み干し 佐渡沖へ
   ここは天領港の 出雲崎

          二、 黄金(こがね)山積む 奉行船よりも
             父が愛した 形身の船は
             おんな命の 宝船
             波を枕の 波を枕の 祝い旗
             夕日に映えて 舞うカモメ
             ここは天領港の 出雲崎
              
                 三、 小木之城(おぎの)花風 背中に受けて
                    父が自慢の おけさの唄を
                    孫が舵取り 合いの手で
                    唄う大漁の 唄う大漁の おんな船
                    明日を照らすか 天の河
                    ここは天領港の 出雲崎