「近(きん)ザラ」な年齢「紙ふうせんの会」古希祝賀会開催
  昭和三十五年出雲崎中学校卒業の「紙ふうせんの会」が八月十六日、古希の会を催しました。
会場は良寛堂隣の「まるこ」で、五年前にも同じ会場で「六十五歳の集い」を開いています。

 今回の参加者は男性二十一人、女性九人の計三十人。 地元の九人を含む県内勢と関東方面の
県外勢が、ほぼ半々でした。<BR>

 午後二時半、校歌斉唱で始まった会は、昔話や近況報告でおしゃべりがつきません。
 二次会もそのままここで、となって、カラオケも始まり、お開きは十一時近くになりました。

 「古希」といえば、数年前、親しい先輩に「七十歳なんて、もう『古希』じゃないよ。『近(きん)ザラ』
だよと言われたことを思い出します。
 中国・唐の詩人、杜甫の詩「人生七十古来希(まれ)なり」から七十歳を「古希」と称されてきましたが、
「近年は七十歳なんてマレじゃない。ザラにいるじゃないか」というのです。たしかに、と膝を打ちました。

 とはいえ、すでに少なからぬ同級生が亡くなっています。 十年前に亡くなった「まるこ」の主、秀輝君
もその一人です。彼とは、家が向かいで、まさに幼友達でした。
 「彼らの分も長生きするか」。  何人かで誓いました。

 (前田 修)